ここ数年は、人材育成へも積極的に投資をされていらっしゃいますね。
人材育成については、実はずっと以前から投資をしたいと思っていました。ただ、利益がそれほど残らない状態ではなかなか決断が難しかったのが本音です。
10期目にして相応の利益が出せる状態になりましたので、思い切って投資をすることができました。
具体的にはどのような育成をされたのでしょうか。
知識や技術、例えば部下に対するマネージャーのコミュニケーション技術などの教育はもちろんでしたが、何よりも重要視したのは「考え方」ですね。
これも野球と相通ずるのですが、一つのエラーやバント失敗が野球の試合では致命傷になることが多々あります。私も数え切れないくらい苦い経験があります。
そのためにノックを受け、バント練習を何度もするのですが、いくら技術があっても、心のあり方と言いましょうか、考え方がしっかりしていなければ、結果はついてきません。
「失敗したらどうしよう」とか「何故バントなんかをさせるの?打たせてくれればいいのに…」とネガティブに捉えてしまうと、選手が本来備えている技術が活かされないのです。
やはり社員自身の心が満たされていなければ、ネガティブに受け止めがちになります。
ですので、「社員の心を満たしていくことにつながる教育」にこだわりました。
具体的には?
社員の心を満たしていくためには、「周囲にできること」と「自分にできること」の2つの側面があると思います。
先に触れたマネージャーのコミュニケーション技術は、部下の心を満たしていくためには必須の技術だと思いますが、例えばマネージャー自身が「部下を思いやる」姿勢や考え方が不足していれば技術は活かされないでしょう。
同様に、マネージャーから配慮ある対応をされたとしても、部下の側にそれを感じとる姿勢や考え方がなければ響きません。
そこで、「全社員が強くもつべき考え方」を「Noble Way」としてまとめ、日常的に「相手を思いやる」「感謝する」といった考え方を醸成していける仕組みづくりに取り組みました。
繰り返しになりますが、知識や技術を活かせるかどうかは「社員自身の考え方」に強く依存します。
「正しい考え方」を教育していくことは、今も、そしてこれからも当社が「社員感動満足」を生み出し続け、「経営理念の実現」と「利潤の獲得」を両立していくためには避けては通れないと考えています。