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成長企業の成功事例のインタビュー

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福井)


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具体的には、どのような取り組みをされているのでしょうか?

先日も某テレビ局でとりあげて頂いたのですが、例えば「一飯教育(いっぱんきょういく)」という取り組みがあります。

一飯教育…?

はい。「一飯教育」とは現副社長の発案なのですが、営業担当者や現場監督者がお箸とお茶碗だけを持って施主様の新居を訪問し、一緒にご飯を食べながら、契約から引き渡しに至るまでの当社に対する満足や不満などをお伺いするというものです。

当社のオフィスではなく施主様の家でお会いします。ですので、施主様は比較的リラックスできる環境の中、「あの時の対応はものすごく感激した」とか「あそこではこんな配慮をしてもらえるともっとうれしかった」といった本音をお聞かせ頂いています。
「どんな対応がお客様の喜びや悲しみにつながるのか」について客観的に振り返り、真のサービスマインドを醸成する貴重な機会につながっていますし、同時に「自分の対応がお客様を喜ばせることができた」という実感を社員がダイレクトに得る機会でもあり、社員自身にとっての感動体験につながっていると思います。

他にも、新入社員には5月のゴールデンウィークに筑波山に登ってもらい、山頂でご両親に対する感謝の気持ちなどを大声で発する取り組みを実施しています。

新入社員の皆さんはどのような反応なのでしょうか?

毎年、感極まって泣き出す社員が続出します。
ご両親への感謝の念を思い描いたとき、自分がこれまで如何に生かされてきたのか、そして今も支えられているのか、を深く感じるからではないでしょうか。
こうした感動体験は非常に重要だと思います。先ほども触れたように、自分自身の心が満たされているからこそ、お客様に関心を集中できるのでしょうから。


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ここ数年は、人材育成へも積極的に投資をされていらっしゃいますね。

人材育成については、実はずっと以前から投資をしたいと思っていました。ただ、利益がそれほど残らない状態ではなかなか決断が難しかったのが本音です。
10期目にして相応の利益が出せる状態になりましたので、思い切って投資をすることができました。

具体的にはどのような育成をされたのでしょうか。

知識や技術、例えば部下に対するマネージャーのコミュニケーション技術などの教育はもちろんでしたが、何よりも重要視したのは「考え方」ですね。
これも野球と相通ずるのですが、一つのエラーやバント失敗が野球の試合では致命傷になることが多々あります。私も数え切れないくらい苦い経験があります。
そのためにノックを受け、バント練習を何度もするのですが、いくら技術があっても、心のあり方と言いましょうか、考え方がしっかりしていなければ、結果はついてきません。
「失敗したらどうしよう」とか「何故バントなんかをさせるの?打たせてくれればいいのに…」とネガティブに捉えてしまうと、選手が本来備えている技術が活かされないのです。
やはり社員自身の心が満たされていなければ、ネガティブに受け止めがちになります。
ですので、「社員の心を満たしていくことにつながる教育」にこだわりました。

具体的には?

社員の心を満たしていくためには、「周囲にできること」と「自分にできること」の2つの側面があると思います。
先に触れたマネージャーのコミュニケーション技術は、部下の心を満たしていくためには必須の技術だと思いますが、例えばマネージャー自身が「部下を思いやる」姿勢や考え方が不足していれば技術は活かされないでしょう。
同様に、マネージャーから配慮ある対応をされたとしても、部下の側にそれを感じとる姿勢や考え方がなければ響きません。
そこで、「全社員が強くもつべき考え方」を「Noble Way」としてまとめ、日常的に「相手を思いやる」「感謝する」といった考え方を醸成していける仕組みづくりに取り組みました。
繰り返しになりますが、知識や技術を活かせるかどうかは「社員自身の考え方」に強く依存します。
「正しい考え方」を教育していくことは、今も、そしてこれからも当社が「社員感動満足」を生み出し続け、「経営理念の実現」と「利潤の獲得」を両立していくためには避けては通れないと考えています。

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Noble Wayはどのように策定されたのですか。

これについては失敗談がありまして…。
実は最初、LCAさんよりも歴史の長いある著名コンサルティング会社の方と私とでNoble Wayを策定し、全社員に配布をしたのです。
「我が社は、こういう考え方を大切にします!」と。
しかし、社員の反応を見る限り、何の手ごたえもないのです…「しまった」と思いましたね。
自分の知らないところで決められたものを提示されて、「これからはこれでいくぞ」と言われても受け入れにくいですよね。

そこで、「全社員でNoble Wayを策定する」方式に切り替えました。
社員自身が主体的に参加しながら策定してもらうことが大切だと思いましたので、会議でもなく研修でもなく「ワークショップ」形式で進めました。
何のためにNoble Wayを策定するのか、何のために全社員でNoble Wayを策定するのか、など社員の気持ちに配慮をしながら、外部の力も借りて進めました。
私も、工事課などの一メンバーとしてチームに加わり、検討に参加しました。

すんなりまとまったのでしょうか。

いえいえ、大変なプロジェクトでした(笑)。
各チーム単位で何度も何度も議論して「このような考え方が大切だ」という案を提出してもらい、その後チームリーダー同志で喧々諤々の議論にもなりました。議論が終わらず、徹夜になることもありました。
それでも、チームリーダーはじめ社員全員の頑張りに支えられ、「思いやる気持ち」「感謝の気持ち」「誠意ある行動」「向上心」「自分に矢印を向ける心(他責ではなく自責で捉えようとする心)」など18の約束からなるNoble Wayができあがりました。



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Noble Wayは今どのように活用されているのでしょうか。

まずは毎朝営業所ごとに唱和しています。
加えて18の中から1つを毎回とりあげ、それに照らした自分達の行動実例を発表してもらうことにしています。
さらに、全社員を集めてのワークショップを継続し、そこでも1つ1つをとりあげ、異業種などでの実例を学びながら、「こういう考え方は確かに大切だよね」「よくよく振り返ってみると自分自身もそのような考え方を実践したことがあるよね」と各社員がそれぞれにもっている文脈にそって浸透を進め、正しい考え方の定着・醸成を図っています。
幹部陣をはじめ社員達の様々な取り組みのおかげで、社員感動満足が生まれる環境が整ってきていると確信しています。

人材育成について今後はどのようなお取り組みをお考えでしょうか。

とにかくNoble Wayに掲げた「ノーブルホームが大切にしたい考え方」の浸透を続けていきます。私たちが扱っている「家」というのは、施主様からすれば「人生の一大事業」です。
そのような一大事業を任せていただいたことへの感謝の気持ちをもち、信頼できる家づくりでお応えし続けていける体制づくりは続けていきたいと思っています。
また、さらには「社員の強みや個性を活かした適材配置」にも取り組んでいきたいと思います。
そのためにも社員個人をさらに深く知り、理解できるようなコミュニケーションの場や仕組みづくりも進めていきたいと思います。
そうした取り組みは、Noble Wayのさらなる浸透に、そして社員感動満足にもつながるでしょうし、ノーブルホームがこれから手がける新たな事業展開にも大いに貢献すると感じています。

本日は、貴重なお話をありがとうございました。


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