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丹野)














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丹野社長は、現在の「現場の力」をどのようにご評価されていますか?

まだまだ私が発案している場面も多いですが、段々と現場から意見が出てくるようになってきました。当社は「観察・仮説・検証」という考え方を大事にしています。現場はお客様とのやり取りの中から変化を感じ取って自らをバージョンアップさせていかなければなりません。もちろん社長である私は、常に広い視野でマーケットが変わる様子を感じ取らなければならないと思っています。

元々、「サンセットコーポレイション」という会社名は、そういった「知恵を出し合う組織を目指したい」という思いから名付けたのです。高校生の時に読んだ城山三郎さんの小説で、ファミリーレストラン黎明期を描いたものがあるのですが、その中で「ワンマンの組織」と「協力し合う組織」が対比で描かれています。私は「こんな"協力し合う組織"が作れたらいいなぁ」と思っていましたので、会社を設立する際に、その小説の中で使われていた「サンセット」という名前を頂いたのです。ですから、「知恵を出し合う組織」というのが永遠のテーマですね。実は当社は今年で15年目を迎えますが、これを機に今一度、知恵を出し合う組織を目指して理念やスローガンを見直していこうと思っています。

「知恵を出し合う組織づくり」に向けての取り組みについて教えて下さい。

まず、社内で閲覧できるイントラネットがあり、「改善アイディア」のスレッドが立っています。誰でも見ることができ、もちろん私も見ることができます。そこで多くの店舗に散らばっている社員同士が、店舗を改善するためのアイディアを積極的に出し合っています。まさにここが、多くの店舗に散らばっている社員同士が、店舗を改善するためのアイディアを積極的に出し合う場になっています。そこから改善のヒントを掴むことができるのです。また、私としては、この会社を社員が最大限チャレンジできる場にしていきたいと思っています。そこで、「新規事業アイディアに1,000万円の報奨金を出す制度」を設けています。

報奨金1,000万円ですか!?仕組みについて詳しく教えて下さい。

常に社員たちに新規事業のアイディアを募集しているのです。やる気のあるメンバー同士、有志で積極的に動いてもらい、アイディアが固まった段階でプレゼンテーションをしてもらいます。もちろん、一発でOKということにはなりませんから、何度も何度も事業計画を修正してもらいます。Goサインが出たら本格スタートさせ、稼動から6ヶ月目の事業収益を全額報奨金とするのです。この部分を最大1000万円までにしています。この制度を作った背景には、私自身が創業時に資金面で苦労した経験があるのです。「チャンス&チャレンジ」の経営理念の通り、社員たちには活躍できる場を用意し、積極的に挑戦してもらいたいという思いからこのような制度を作りました。こうした制度も「知恵を出し合う組織」づくりにつながっているように感じています。

実は今月(※2008年4月時点)、3人グループで発案してくれたプロジェクトが本格スタートするのです。その案は売り場づくりに関するプランだったので、通常の店舗業務が終わってからの時間を使ってやってもらうようにしています。何と発案者は今年の新卒社員でした。これはとても嬉しい出来事でした。やるからには覚悟を決めて取り組んでもらえるよう応援していきたいと思います。


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今後に向けた課題を教えて下さい。

当社は今や社員数が200名近くになりました。組織が大きくなっていく中で、今までなかった「伝言ゲーム」が散見されるようになってきました。自分が以前当たり前のようにやっていたこと、社員に伝えたと思っていたことが、現場に伝わっていないと感じることが多くなってきました。200人という規模は、ある意味でとても中途半端で危険な大きさだと思っています。環境変化に気付かない恐竜になってしまう前に対策を打っていかなければと考えています。

社員との直接対話の機会をもっと増やしていかなければならないと思っています。最近では、店長と月2回対話の場を作るようにしましたし、エリアマネージャークラスとのランチミーティングを週単位で組むようにしました。小売業としてやっているとどうしても店舗間同士で、物理的に距離が開いてしまいます。その意味で、以前から隔月で出している「社内報」は、店舗同士、社員同士の架け橋として今後も運用していきたいと思います。

今、本当に環境変化のスピードが早く、ここ2年くらいでマーケットが飽和してきているのを感じています。明確なスキームを持たざる会社は、生き残ることができないと思っています。社員一丸となってこれを乗り越えていきたいと思っています。

本日はありがとうございました。

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