「ビービーメディア」という社名にはどのような由来があるのでしょうか?
ビービーメディアの「BB」は「Brighten Brand」、つまり、「ブランドを輝かせる」という意味の略語であり、そして、「メディア」は「媒介者・媒介物」を意味します。その2つの組み合わせによって、自分たちが「クライアントのブランドを輝かせる存在でありたい」という意味を持たせています。
テレビCMやWEBサイトの企画・制作が中心となりますが、そういったメディアはますます卓越したクリエイティブが求められてきているように感じています。逆に言うと、企業が伝えたいと感じている「メッセージ」がテクノロジーの進化によってデジタルを中心としたさまざまなメディアで表現されるようになったということでしょうか。1999年に設立しましたが、お陰様で順調に推移してきており、今や社員数は90名弱となりました。
会社が着実に伸びてきた要因とは一体何なのでしょうか?
まず、当たり前のことですが、先代が築いてきた優良顧客を大切にしてきたことでしょうか。一つ一つ上質なサービスを心掛け、顧客の期待に応えることができるよう丁寧に仕事を積み重ねてきた結果だと思っています。それからもう一点挙げるとすれば、当社の特徴的なところであり、また、同時に強みを形成している部分でもあるのですが、「ハイブリッド型プロダクションである」ということです。
「ハイブリッド型プロダクション」…と言いますと?
元々、当社はテレビCMのコンテンツ制作を専門でやっていた会社と、WEBコンテンツの制作を専門でやっていた会社が一緒になった経緯があります。それぞれが持っているネットワーク、カルチャーは違っていましたが、どちらも「良質なブランドコンテンツを制作する」という点では同じです。その両部門が一緒になり、テレビCMとWEBの両輪でサービスを提供できることが当社の特徴だと思っています。
文化の異なる2つの会社が一緒になるのは大変だったのではないでしょうか?

そうですね。確かに、同じ会社になったとしても、それぞれが持っている中身はそう変わらないものです。しかも、「TV」と「WEB」とでは、ビジネスの性質上、持っているカルチャーが大きく違っていました。広告業界では、今も「TV」というメディアが王様です。実際、コンテンツを制作する力も強いですし、お金が一番集まる花形メディアです。一方、WEBは新興メディアであり、当時まだどうなるか不透明な部分がありました。設立当時はカルチャーの異なるTVとWEBを一緒にやることに対して懐疑的な見方をしていた人も多かったと思います。しかし、2つは上手く両立できると考えていました。
当時からテレビCM制作部門では、優良顧客を数多く持っていました。マーケティングについて真剣に考えている水準の高いクライアントです。その結果として、テレビCMのフィールドで戦ってきたメンバーのレベルも上がりました。つまり、基礎の部分が鍛えられていたのです。ただし、業界としては成熟していますので、これから伸ばすのがなかなか難しいところでもあります。一方、WEBサイトの制作は、当時、参入障壁が低く新規顧客を獲得しやすい状況ではありましたが、まだメンバー間で切磋琢磨して鍛えるという面は弱かったように思います。そういった状況の中で、2つの部門が手を組んでいったわけです。当然、摩擦や拒否反応はありました。でも時代は刻々と動いているわけです。ある程度、内部で葛藤があったとしても、皆で変わっていかなくてはなりません。
お互いの強み、弱みを「相互補完」し合ってきたわけですね。
そうです。お互いの強み、弱みを理解した上で「相互補完」をしてきたと言えるでしょう。その結果として、当社ならではの強みができつつあるように思います。特に、近年、WEBの世界では本格的に映像コンテンツに対するニーズが一気に高まってきました。企業が会社や商品をPRする際、映像コンテンツを使おうとするのです。この時、当社がテレビCMで培った映像制作の技術が活かされてくるのです。また一方でインタラクティブな発想、デジタルの進化について、WEB部門はTV部門に良い刺激を与えています。
通常、同業の大手の会社は、ホールディングス会社を作り、その傘下としてテレビCM部門、WEB部門、グラフィック部門…等を子会社化します。ですが、当社では、あくまで同じ一つの会社の中で、「テレビCM部門」と「WEB部門」を抱えてきました。それが「ハイブリッド型プロダクション」と称している所以です。実際、私たちのクライアントの約3分の2が、テレビCMとWEB両方のクライアントです。
広告費の大きさで言えば、依然として「テレビCM」の額が最も大きいのですが、「実際に消費者の生活に影響を及ぼしているメディアは何か」という観点で言えば、「TV」、モバイルを含めた「WEB」が2大メディアであると考えています。ビービーメディアは「TV」と「WEB」という2つを柱として21世紀型の新しいプロダクションを作っていきたいと考えています。