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第6号 「情報を分かち合う」

「情報を正しく共有するためには?」
「部下の実行力を高めるためには?」
「社員が主体的に行動する組織を作るためには?」

ある病院から始まる物語を通じて、これらの問いの答えを一緒に探してみませんか?


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 あなたは病院に行きました。

 軽い咳と偏頭痛が、一週間も続いています。
 疲れも溜まっていたところであり、もしかしたら風邪なのかもしれません。

 いつもならば放っておいて治してしまうのですが、来週には大きな出張があり、
 大事な契約のチャンスが巡ってきます。失敗するわけにはいきません。
 慎重なあなたは、休みを使って病院にやってきました。
 問診をされ、いくつかの検査を受けた後で、あなたは診察室に呼ばれます。

 頭の中にあるのは(早く薬を貰って帰りたい。大事な出張の準備をしなければ)ということばかりです。
 そんなあなたの気持ちを知ってか知らずか、おもむろに医師が口を開きました。


 「○○さん、お待たせしました。
  厳命します。あなたは明日から仕事を休んでください。
  毎日野菜だけを食べて、この7種類の薬を飲むように。
  それから一日おきに病院に来て、点滴を受けてくださいね。
  まあ一ヶ月もあれば良くなるでしょう。それではお大事に」


 いったい何が起こったというのでしょう。
 あなたは慌てて尋ねます。

 「ち、ちょっと待ってください。
  たかが風邪なのに、なんでそんなことをしなくちゃならないんですか。
  そもそも休んでなんかいられないんですよ、私には大事な契約が・・・」


 「黙りなさい! 風邪かどうかは、私が決めることです!
  私は忙しい。君は言われた通りにすれば宜しい」


 医師のあまりの剣幕に、あなたはしぶしぶ引き下がります。
 しかしもちろん、納得などできるはずはありません。
 言われた通りに薬だけは飲みますが、そのまま出張に出かけることにしました・・・。


(つづく)


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